杉能舎だよりvol.6

築100年の蔵に想いをのせて

 

 

大工の技術 四方鎌継

「継ぎ木」という加工技術の中で大変な技術が必要といわれる「四方鎌継」という技法を現在行っています。四方向どこから見ても継ぎ木部分が見えており、一見はめ込むのは不可能に思う構造となっています。ただ型を抜いて造るだけでははまらず、微調整を繰り返しながら少しずつ削ったりはめたりをく返し、綺麗にはめ込めるよう繊細な作業を行います。酒蔵ガルテンには歴史ある伝統の技術が詰め込まれています。

 

 

想いをガルテンへ

酒蔵ガルテンへ向けて本格的に準備が進んでおり、酒蔵ガルテン開業は我々スタッフも大変楽しみにしております。来年の本格開業へ向けて、九州大学の建築関係者や宮大工の方々と共に、未来に繋がる唯一無二の空間を造りあげてまいります。開業までどうぞお楽しみに。

 

 

クラフトビール品質審査会に参加

九州各地からブルワリーが参加し、業界全体の品質向上を目的とした品質審査会に参加いたしました。長く愛され続けるため、常に品質を見直し、新しい味わいやスタイルにも挑戦し続けていきます。酒蔵をルーツとする私達にしか造れないモノは何か、柔軟な発想を持ちながらこれからも進化していきます。

 

 

-編集後記-

今期の日本酒の仕込みも残りわずかとなりました。高温障害による酒米の影響もあり、仕込みの難しさもありましたが、最後まで気を抜くことなく丁寧に醸してまいります。

[ 編集担当 森 ]

Language